北島 貞紀×織笠フリー対談

 

今回は、FM岩手パーソナリティーでジャズピアニストの北島さんをゲストに、フリー対談していただきました。

Taidan2011 12

織笠:「北Gのサンデーモーニング」いつも厨房で聞いてます。北島さんの選曲ハマるんですよ。デビットボーイが流れたときもキターっと思いましたね。

北島:収録日の当日、気分に合わせて曲を決めるんです。何か降りてきた…感じたものを流します。自分の旬のモノですね。

織笠:“転がり続ける50代”…でしたっけ

北島:そう。来年還暦です。FMの番組もちょうど5周年なので何かやろうかなと思っているんだけどね。

織笠:北島さんは大学時代にピアノとの出逢いがあったとか。

北島:もともと、たぶん自分は何かクリエイティブなことをするんだろうなとは思っていたんだよね。でもそれは、小説家みたいなモノ書きなのかなと思っていた。漠然とね。音楽を始めるとは思っていなかたけど。

織笠:私もお菓子に無縁なところからのスタートでしたね。

北島:バンドに入ったころはとにかく“バンドマン”演奏者になりたくてね。でも演奏者で抜きん出るのはけっこう大変なんですよ。そして、ある時から自分の音楽をしたいと思うようになった。演奏一つでそれができるなら充分OKなんだけど、それじゃ追いつかないと思ったので、曲を書き始めたんだよね。

織笠:私も最近、“自分のお菓子”を作りたいと思うようになりました。フランス菓子というテーマがあって、ベースを変えずにしっかり作り続けていくということは一緒なんですけど、ショートケーキなどの洋菓子でもなく、フランス菓子でもない、自分の、ブールドゥネージュのお菓子を作りたい…。北島さんは、やってて良かったと思える瞬間はどんなときですか。

北島:いい演奏が出来たと自分で感じたとき。それはお客さんがいようがいまいが。

織笠:あ、おんなじだ。今ゾクッとした…。 

北島:でもそれはね、リハーサルの時に多くあるんです(笑)。大概はバンドでやるので、みんなでいい演奏ができたなと思った時も最高だね。そのためにやっている感じ。

織笠:私も1年に1回くらい、自分が思い描いたお菓子ができる瞬間があるんです!艶のあるお菓子が!その艶を求めて、日々朝から晩までやっているような気がしますね。

北島:あとはその回数を増やしていければいいよね。

織笠:その通りです。商業ベースで考えると、より多くのお客様に満足していただくのが当然なんですけど。モノづくりのクリエーターとしては、その感覚も自分の中で大切にしたいなと思います。

北島:最近絵画を見たりするんです。画家もまったく同じで、売れるとか売れないとか関係ないんですよね。逆にね、自信がある人は、自分が満足したものを出したら絶対間違いないという話でもあるよね。

織笠:そうそう。

北島:自分が満足しないものを出すほうが不安だ。でもそれも突然出てくるものじゃなくて、毎日コツコツやってるからできることで。後から振り返った時に、あの頃はよくこんなもの作れたなと思うときがあるよ。でもやっぱりピアノやって良かったなって思いますね。一生飽きないので。

織笠:う~ん、なるほど!一生飽きない…一生商いですね!ピアノはやっぱり指が長い方がいいんですか。

北島:絶対だね。長い方がいい。でもオクターブ届けば大丈夫だよ。

織笠:私の指はだんたん短く肉厚になっていきますね…。

北島:仕事している手だね。

織笠:北島さんのしなやかな指とは正反対…ひと関節くらい違う…カモシカとイノシシみたい…(笑)

北島 貞紀

岩手県出身、ジャズピアニスト。大学時代に大阪にてバンドマンになる
現在は、FM岩手『北Gのサンデーモーニング』パーソナリティーなど、
岩手を中心に活動中